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【3月7日レポート】歴史を繋ぐ、最初で最後の一球|福岡ギラソール vs 広島オイラーズの記録

2026年3月7日、Vリーグ女子の舞台で、記憶に刻まれる一戦が繰り広げられました。
対戦相手は、今シーズン限りでのチーム解散が発表されている名門・広島オイラーズ。

意地と誇りがぶつかり合ったこの日は、単なる勝敗を超えた「バレーボールの絆」を感じる特別な一日となりました。


1,200人が揺らした体育館。ホームの熱狂が最高潮に

この日の会場は、試合開始前から異様な熱気に包まれていました。
場内アナウンスによる途中報告では、来場者数が1,200人を突破。

客席からの地鳴りのような声援は、物理的に体育館を揺らすほどの迫力となり、福岡ギラソールの選手たちの背中を押し続けました。

33年の歴史を繋ぐサプライズ始球式。名門から「次代を担う挑戦者」へ

試合開始前、会場が静まり返る中で行われた始球式。
そこには、時を超えた師弟の絆と、未来へのメッセージが込められていました。

サーブを放つのは、広島オイラーズの指揮を執る鈴木監督
そしてそのボールをしっかりと受け止めたのは、福岡ギラソールの高尾監督でした。

かつて、福岡ギラソールの矢山美沙選手が広島オイラーズに所属していた際、熱心に指導にあたっていたのが当時コーチだった鈴木監督です。
教え子が今や福岡の地で看板選手となり、そのチームの監督が恩師のボールを受ける。

バレーボールは、落とさずにボールを繋いでいく競技です。
33年間、日本バレー界を支え続けた名門の重みを、次代を担うチームがその手で受け止める。
まさに「情熱のバトン」が広島から福岡へと繋がれた瞬間、会場全体が温かな感動に包まれ、割れんばかりの拍手が沸き起こりました。


死闘の果ての惜敗。フルセットまで及んだ激闘の記憶

試合は、まさに両チームの意地が激突する展開となりました。
名門・広島の盤石なプレーに対し、福岡ギラソールも泥臭くボールを繋ぎ、一歩も引かない攻防を展開。

25-19 WIN
24-26 LOSE
23-25 LOSE
27-25 WIN
11-15 LOSE

試合はセットカウントを取り合う大接戦となり、決着は最終第5セットまでもつれ込みました。
結果は惜しくも敗戦となりましたが、広島オイラーズを相手に最後まで食らいつき、勝利への執念を見せた選手たちの姿は、多くのファンの胸を打ちました。

広島オイラーズへの敬意と、託された未来

33年という長い歴史に幕を下ろす広島オイラーズ。
彼女たちがコートで見せた一球一球への魂、そして鈴木監督が注いできた情熱は、矢山選手をはじめ、私たち福岡ギラソールにとって大きな財産です。

名門から繋いでもらったこのボールの重みを胸に、福岡ギラソールはさらなる高みへと突き進みます。 会場で声を枯らして応援してくださったファンの皆様、本当にありがとうございました。

本日も、受け継いだ情熱を力に変えて戦い抜きます。
引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします!

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