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今一度、チャレンジャーの魂を呼び覚ませ

3000人の期待と突きつけられた現実

3月7日、8日の福岡市民体育館。
詰めかけた2日間で3000人を超えるファンの熱気は、間違いなく今の福岡ギラソールに対する期待そのものでした。
しかし、そこで繰り広げられた広島オイラーズとの戦い、そして連敗という現実は、あまりにも重く、苦い教訓を私たちに突きつけました。

敗戦が教えてくれた「心地よい錯覚」とは

広島オイラーズは33年の歴史に幕を閉じるという、並々ならぬ覚悟でこの地に乗り込んできました。
それに対し、Vリーグ参入1年目の私たちは、どこかで自分たちの力を過信していなかったでしょうか。

今回の敗戦で、私たちは思い知らされました。
前回の対戦で広島に勝利し、直近では首位を走る信州ブリリアントアリーズとも善戦と言える戦いを演じたことで、チーム全体に「自分たちはもうやれる」「調子が上がってきた」という、心地よい錯覚が生まれていたのではないかということを。

最下位から始まった「挑戦者」の原点

私たちは、開幕当初は最下位に沈んでいたチームです。
失うものなど何一つなく、ただ目の前の一球を泥臭く追いかけ、格上の背中を必死に追いかけていたあの頃の姿を、今回の敗戦は痛烈に思い出させてくれました。
今の私たちに足りないのは、技術でも戦術でもなく、自らを「挑戦者」と定義する謙虚さと執念であったことに気づかされたはずです。

選手・スタッフ全員が抱える「甘さ」の直視

これは選手だけの問題ではありません。
私たちスタッフも全く同じ思いです。
どこかで現状に満足し、チャレンジャーとしての細やかな準備や、執念を支える姿勢を欠いていなかったか。
勝利に浮足立ち、1年目の初心を忘れていたのではないか。
その甘さが、この結果に繋がったのだと全員で直視しなければなりません。

Vリーグの厳しさと広島オイラーズの執念

33年の歴史の重みを背負った相手に対し、1年目の新参者が勢いだけで勝てるほど、Vリーグの舞台は甘くありません。
広島の選手たちが一打に込めた魂、一点にかける執着心。
それに対し、福岡ギラソールとしての誇りを、そしてチャレンジャーとしての牙を剥き出しにして戦えていたのか。
その本質を突きつけられた2日間でした。

苦悩を見守る3000人の視線

敗戦の悔しさは、ただうなだれるためにあるのではありません。
自分たちの現在地を再確認し、足元を見つめ直すためにあるのです。
3000人の観客が目撃したのは、勝利ではなく、壁にぶつかり苦悩する福岡ギラソールの姿でした。
しかし、その視線は決して見放すためのものではなく、ここからどう這い上がるのかを見守るためのものだと思うのです。

初心に立ち返り、ファイナルへ

ファイナルステージが目前に迫っています。
ここで一度、浮ついた自信をすべて捨て去りましょう。
選手もスタッフも、もう一度あの泥臭く、どのチームよりも挑戦者らしく振る舞っていた「いつもの福岡ギラソール」の初心に立ち返るのです。

コートに立つ選手たち、そしてそれを支えるスタッフ。
全員の背中には、福岡の街の期待と、悔しさを共有するファンの想いが乗っています。

格好をつける必要はありません。
全員がチャレンジャーとして、もう一度泥にまみれ、最後の一瞬まで牙を研ぎ澄ませてファイナルを迎えましょう。

高く跳ぶために、今こそ顔を上げろ

今、この瞬間に流した涙や悔しさで、思わずうなだれて頭を垂れているかもしれません。

だけど、バレーボールは、ボールを繋ぎ、ボールと一緒に顔を上げ、誰よりも高く跳び、チームの想いを打ち込んでいく競技です。

うなだれたままでは、ボールは決して上がりません。

再び「挑戦者」として、ファイナルの舞台へ

地面を這ってでもボールに食らいつき、泥臭く、必死に繋いでいく。
そうして上がったボールを、誰よりも高く跳んで打ち抜く。
その執念こそが私たちの原点です。
格好をつける必要はありません。

失うものなど何もない、1年目の挑戦者として、もう一度その魂を燃やします。

その期待に応える準備はできています!

ファイナル、岡垣サンリーアイでお会いしましょう。

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